動物たちよ、安らかに 岩手・大槌で18日

岩手県大槌町安渡の大槌稲荷神社が18日、東日本大震災で犠牲になったペットや家畜の慰霊祭を催す. 社の周りに、ペットや家畜の名前を記したろうそくを並べて供養する. 参加できない飼い主には、希望すればろうそくを送るという. 禰宜(ねぎ)の十王舘(じゅうおうだて)勲さん(51)が、津波や火事の犠牲になったペットや、原発災害で放置されて死んだ家畜のために企画した. 自身も犬を飼い、被災者から鳥を預かるなどしている. 供養用のろうそくづくりで協力したのは、同神社が避難所だったころから支援する静岡県島田市に住む静岡市教育委員会講師青山真虎(まさとら)さん(33)ら. トリックロジッシーズン1ク 当初は震災1年に向け、大槌の犠牲者を供養するため、蜜蝋(みつろう)によるろうそくづくりを周囲に呼びかけた. 同町の震災がれきの受け入れを15日に正式表明した島田市の住民も手伝った. その一部を動物のためにも使う. 十王舘さんは「飼っていた人たちのいやしになればいい」と話す. 問い合わせは同神社(0193・42・3070).