パリコレ2011年秋冬ハイライト Par

ヴィクトリア・ベッカムが、ロンドンのアクセサリーデザイナーであるケイティ・ヒリアーとタッグを組んで、新しいハンドバッグラインをスタートさせる模様だ. ブランドコンセプトについてはまだ固まっていないが、マークジェイコブスのもとで経験を積んだヒリアーのテクニックと、ヴィクトリアのデザインビジョンのバランスがとれたコレクションの展開が期待されている. そのスタイルがクールだと音楽ファンから高く評価されているロック・バンド、キングス・オブ・レオンが、パリのクリエイティブ集団「サーフェス・トゥ・エアー」とコラボレーションし、アパレルコレクションを手がけることがわかった. コレクションは12型から成り、ヴィンテージ風のレザージャケットやスキニーデニム、グレーのTシャツ、チェックのレザーベルトとお揃いのギターストラップ、黒のレザーブーツなど、バンドの定番衣装をフィーチャーしたアイテムを展開する. バンドのメンバーのお気に入りブランドは、ディオール・オムバーバリーだという. 3月7日、パリ・ファッションウィークにて、 ステラ・マッカートニー 、 エマニュエル ウンガロ 、 クロエ 、 イヴ・サンローラン 、 ヴェネッサ・ブリューノ らが2011年秋冬コレクションを発表した. ステラ・マッカートニー のショウには、マスキュリンとフェミニンがエレガントに同居するルックが揃った. ステラといえば、リーンなシルエットが主流だったが、今シーズンはゆったりとしたカーヴィなスリーブラインやオーバーサイズのテーラードジャケットを提案. よりモード色の強いスカルプチュアルなシルエットを打ち出した. ドットを配したシースルー素材を使って、肌を間接的に見せた一連のルックは、今季のマストハブアイテムになりそう. フィナーレでは、ビートルズの曲が流れ、フロントロウではポール・マッカートニーが娘のショウを見守っていた. イヴ・サンローラン の新作は全体に60年代の香りを漂わせた. ファーストルックは、ムッシュ・サンローランのシグニチャールックを思わせる、ダブルのコートドレスがグレンチェック柄で登場した. グレンチェックは今シーズンのキーワードで、ショウ後半には、柄を大きく引き伸したバージョンが、ブルゾンやプリーツミニスカートに用いられた. 一方、ドットプリントのAラインドレスやボタンをスクエアに配置した襟付きのドレスは、クレージュのコスモルックを彷彿とさせた. ugg クラシックミニ クロエ は今シーズンも、ほどよいさじ加減のモード感を加えたリアルクローズを提案してくれた. ハンナ・マクギボン がフィーチャーしたのはパイソンプリント. ファーストルックには、パイソンをフロントとスリーブの内側に配したニットが登場し、次いでオールパイソンのコート、シアーなシフォンのドレス、エメラルドグリーンのフレアスカートなど、前半はパイソンずくめだった. バッグは、バケツ型のショルダーが主流で、ファーストルックのライトブラウンにはじまり、カラーブロッキングされたポケットが付いたもの、ホワイトのクロコ、カラフルなパイソンをパッチワークしたものが揃った.