楽屋ハナシ)百田尚樹×山崎貴 幸せって何

ベストセラー小説「永遠の0」が描かれた第2次世界大戦下の日本. それはどんな時代だったのか. その後、復興をとげ、高度成長を果たした日本がめざすべき未来はどんな世界なのか. 「永遠の0」を書いた作家の百田尚樹さんと、それを映画化した山崎貴監督との対談も、いよいよ最終回です. 「楽屋ハナシ」バックナンバーはこちら ◇ 百田尚樹: 「永遠の0」の一番のテーマは「生きるということ」. 「何のために生きるのか」と. 今の人たちに生きることのすばらしさ、今、自分が生きていることの喜びに気づいてほしいという思いがまずありました. それともう一つは、今、風化していく戦争ことをもう一度知ってもらいたいというのがあった. 若い世代は、本当に戦争のことを知らないですからね. 箇条書き的な知識は持っている. 41年に真珠湾攻撃が始まって、45年にポツダム宣言があった. その間に広島・長崎の原爆があった、ということはみんな知ってる. でも、日本がどのように戦って、どんなふうに滅んでいったのか. あの時代の人たちはどんな思いで生きていたのか. 兵隊さんたちはどんなことを考えながら戦っていたのか. こんなことは全然知らない. 山崎貴: あの戦争は、どうして起きたのか. 僕らは戦後の教育で、あのときの日本が悪かったと教えられてきたが、そんな一方的なものじゃないだろうという思いはすごくあって、じゃあ、そのときアメリカはどういう思いだったのかと. 経済問題もあっただろうし、いろんな思惑が絡み合って、すごく複雑. やっぱり勝った側からの歴史しか、物事というのは残っていかないわけで、視点によって全く違う話になるわけじゃないですか. 勝った側からの物語と、負けた側からの物語. それはなぜ始まったのか、起こるべくして起きたのか. そこに追い詰められて起きたのか、あるいはその複合なのかということを、もっと知りたいという気はしますね. ぼくは、今回、「右」とか「左」とかに傾かないような映画をつくりたいなという思いがあって、原作もそうだったと思うんですよ. 全然傾いてない. マンチェスター・ユナイテッドの香川がフラム戦の後半から出場した. 前半で3点リードしたこともあり、積極的に仕掛けるよりも、攻守のバランスを意識して左サイドでプレーした. 見せ場はほとんどなく、物足りなさも残ったが、モイズ監督は「途中出場した3人のプレーには満足している」と一定の評価を与えた. 3日後には欧州チャンピオンズリーグレアル・ソシエダード戦があり、少しずつ活躍のチャンスを広げつつある. (時事).