NYダウ続伸、5.33ドル高 米景気回復

愛知県の大村秀章知事は公約した個人県民税の減税を断念した. 14日に記者会見し、条例案を12月県議会に提案しないと表明. 任期の最終年度となる2014年度に減税を実施するには12月県議会で可決が必要だが、議会での反対が根強く可決は困難と判断した. 11年の知事・名古屋市長ダブル選で、大村氏は河村たかし市長と県民税・市民税の10%減税を公約. 市民税は12年度から5%減税されたが、大村氏は財源不足を理由に条例案提出を見合わせてきた. 来年度に限り1人あたり1千円減税する妥協案を示したが最大会派自民などと折り合わず「協議を続ける」としていた. 大村氏は減税断念の理由について、記者会見で「議会の議決がないと実現できないのが現実. 減税という施策に好き嫌いがあり、(主要)会派そろって、とはなりにくい」と述べた. 減税を断念する代わりに14年度、子育て世帯に中学生以下1人あたり年1万円を配り、障害者福祉施設建設などの基金も設けると表明. 5%減税分の財源約130億円をあてる. 大村氏は「消費税率引き上げが子育て世帯の負担を重くしないようにする. 減税と同じ効果が出る」と話した. ニューヨーク=畑中徹】週明け9日のニューヨーク株式市場は、米景気が順調に回復する期待から、大企業で構成するダウ工業株平均が値上がりした. 終値は、先週末より5・33ドル(0・03%)高い1万6025・53ドルだった. 先週末6日に発表された11月の米雇用統計の内容を受け、景気回復への期待で買い注文が優勢になった. 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)がいまの量的緩和策を早ければ今月中にも縮小することへの警戒感も出ており、売り買いが交錯した. ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、先週末より6・23ポイント(0・15%)高い4068・75で取引 シャーロック・ホームズ』を終えた.