九電、就職人気首位から10位に 九州・沖

サントリーホールディングス(HD)の佐治信忠社長(66)は8日、「来年4月か、少なくとも2年以内には社長を譲りたい」と話した. 創業家にこだわらず、子会社の社長を中心に選ぶ意向. 交代後は兼務する会長にとどまるという. 佐治社長は大阪市内で開いた決算会見の発表後に発言. 売上高が目標とする2兆円に近づいていることなどを理由に、「次の人に思い切った新しいアイデアサントリーを率いてもらったらいいころ」と話した. 次期社長に求める資質として海外展開をにらんでグローバルな感覚をあげた. 歴代の社長は創業家から選ばれてきたが、「(子会社の)社長も成長してきている. 創業家が望ましいが、それ以外からの起用もありえる」と話した. 佐治社長はこれまで「65歳になったら社長を譲る」としていた. 就職情報サービスのマイナビは25日、来春卒業する九州・沖縄の学生の就職志望企業のランキングを発表した. 前回調査で3位のJTBグループが幅広く支持を集めてトップになり、1位だった九州電力は「やらせメール」問題など不祥事の影響で10位に落ちた. インターネットやイベント会場のアンケートを通じて昨年12月~今年2月に調べ、大学3年と大学院1年の1680人が答えた. 1位になったJTBグループは全国的な知名度に加えて、広告や出版など幅広い業種を採用している点が支持された. 2位のJR九州九州新幹線の全線開通やJR博多シティの開業が追い風になった. 若者に人気のハウスウエディング風式場を展開するアイ・ケイ・ケイは、今年1月に東証2部に上場したこともあり、3位に上がった. 前回83位だった阪急阪神百貨店は博多シティに博多阪急が出店した効果で22位に上がった. 前回はトップ10社のうち5社だった地元企業は11社のうち7社に増えた. マイナビは「学生の地元志向が高まっている」とみている. (土屋亮). ロシアのメドベージェフ首相が11日、自らが党首を務める与党「統一ロシア」の幹部らとの会合で、北方領土国後島色丹島にスポーツ保養施設を整備するよう指示した. 社会資本の充実で島民の流出に歯止めをかけ、実効支配を固める狙いがあると見られる. ノーボスチ通信などによると、同首相は「クリル諸島(北方領土)はロシアの領土の重要な一部だ. 投資は極めて不十分だが、最近の我々の活動の結果、はるかによく発展し始めた」と主張. 3日に国後島を訪問した際に「(北方領土に)スポーツ保養施設を二つ建てることを約束した」と述べた. 国後島では住民との対話で、サッカーやアイスホッケーができる場所がほしいとの声が出ていた. 首相は会合で、スポーツ保養施設の建設は「統一ロシア」の掲げるプロジェクトの一つだと指摘. これは他党にはまねできないことだとも述べ、今秋の統一地方選に向けて党勢拡大の狙いがあることもうかがわせた. (モスクワ=副島英樹).