とある』シリーズ著者・鎌池和馬先生の10

10月31日に、PS Vita版発売&PS3版アップデートが行われた創壊共闘アクション『ガンダムブレイカー』. 本作の今後はどうなるのか? 薄井宏太郎プロデューサーにインタビューを行った. ガンプラのパーツを自由に組み合わせて、自分だけのガンプラを作るという楽しさと、他のプレイヤーと共闘する楽しさという大きな2つの魅力を持つ本作. アップデートに関する情報を中心に本作にまつわるさまざまなことを伺った. 後半では、本作の今後についても話を聞かせていただいたので、ファンは最後までお見逃しなく! 追加6機体はどれも遊んでいて楽しいと思えるものに 薄井宏太郎プロデューサー ――PS3版の『ガンダムブレイカー』が6月に発売され、PS Vita版もついに発売されましたが、PS3版とPS Vita版の開発というのは並行して行っていたのでしょうか? 開発の初期ではPS Vita版は制作しておらず、最初はPS3版だけの予定でした. ただ、開発を進めていくうちに『ガンダムブレイカー』は"カスタマイズ"以外にも"共闘"という要素が思いのほか大きなウエイトを占めてくるようになってきたので、手軽にみんなで遊べるPS Vita版の開発も後追いで行っていきました. スタート段階が異なったため、PS3版とPS Vita版では発売日の期間が開いてしまったのは、心苦しいところでした. ――PS3版からPS Vita版の制作というのは、やはり大変なものなのでしょうか? そうですね. ビジュアル関連に関してはPS Vita用に合わせていくのが大変でした. PS Vitaのクオリティが低いわけではないのですが、やはりPS3のほうが高いクオリティのグラフィックを描写できますし、インターフェースも変わりますからね. それとPS Vita版を開発しようと決定した段階で発売日がズレてしまうのはわかっていたので、それならまったく同じものを遅れて発売するのではなく、それに合わせた追加要素も欲しいよねと. その追加要素も後から作り始めたので、そこも大変でした(笑). ――ゲーム中のフォントもPS3版とPS Vita版で違っているということも聞いたのですが. はい、そこもゲームに合わせて変えています. ここは僕の主観ですが、文字の見やすさだったらPS Vita版のほうが上かなと思っています. ――PS Vita版に合わせた追加要素についてお聞きします. まずは追加6機体について教えてください. 本当のことを言えば、PS3版とPS Vita版はまったく同じものを出す予定だったんです. ただ、先にもお話したように発売時期が違うならそれに合わせた内容も追加しなきゃいけないなと. それでPS3版のベータ版をプレイされたお客様の声を調べたうえで今回の6機体を追加しました. PS Vita版の追加要素ですが、こちらはPS3版もアップデートすればすべて使えるようになりますし、PS Vita版の初回封入特典の"HG ビルドストライクガンダム"のパーツも、PS3版ではミッションをクリアすれば手に入るので、PS3版のみ購入されたユーザーの皆さんもご安心ください. 今回の追加6機体はとにかく動きが派手なんですよ. クロスボーン・ガンダムX1はオプション装備が豊富で、動きが今までにないものになっています. そのため、トリッキーな戦いが楽しめると思いますよ. ∀(ターンエー)ガンダムデスティニーガンダムなども強めの技が使えたりと、全体的に使っていて楽しい機体になっているんじゃないでしょうか. ――ドライセンのトライブレードも、なかなかにカッコいい攻撃ですよね. 『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の劇中のような動きが再現されてますし. せっかく追加するんですから、プレイヤーの方には触っていただきたいですよね. そういう遊んでいて楽しそうな部分には、かなりこだわりました. ただ、∀ガンダムのおかげでバックパックパーツがない機体という概念もできちゃいましたけど(笑). ――他のバックパックパーツを付けてプレイしていた時、バックパックが外れてやばい! って思ったら、なぜかパーツがないのに飛行していて驚きました(笑). ∀ガンダムの飛行は、バックパックじゃなく脚部パーツによるものですからね. それと、クロスボーンのマントも見栄えがよくていいですよね. あれは色が変えられるので、赤くすれば何かのヒーローみたいに見えたりしますし(笑). ――マントのパーツは描写が難しそうと思ってしまったのですが... . マントは確かに大変ですが『ガンダムブレイカー』に関して言えば1パーツ1パーツの作り込みがどれも大変なんです. 今回追加した7機体(ビルドストライクガンダム含む)のおかげでパーツの組み合わせがついに1億通りを超えたので. ――追加機体の他にも、ユニコーンバンシィなど、新たな武器やパーツが用意されているものもありますよね. 原作の作品が進んでいくうちに、開発段階では公開されていなかったものなども登場していくんですよね. それで、PS3版を出した段階では間に合わなかったものも、この機会に追加してみようと. 特に今回追加されたパーツに関しては、開発スタッフの熱意から追加されたものが強いですね. ――他にも追加要素としては、"チームアタック"と"エリアレイド"というミッションの種類が2つ増えましたよね. これはPS Vitaで発売するにあたって追加しようと思っていた要素の1つですね. PS Vitaでマルチプレイするなら、他の人と顔を合わせてプレイする機会が増えることになると思うんですね. PS3版のミッションだと、一人でどんどん進んでいくというものが多くなっているので、そういう形ではなく、みんなで遊ぶということを強く意識したミッションを追加しようと思っていました. ――この2つのミッションは、ランナーが出現するタイミングがミッションの最後になったりと、既存のものとは違いますよね. これらのミッションって、ギリギリの戦いになることも多くて、1人が倒れるだけで一気に戦況が傾いてしまうこともあるんですね. そんな戦いの中でパーツ集めに手を出してたら、集中できないし大変だろうと. そこで最後にランナーを出すことで、戦いに集中できるようにしたいなと. ――ただ最後にランナーが出現するとなると、ラックブースターの効果はどうなるんでしょうか? ちゃんと効果はありますよ. ラックブースターを使用した時は通常よりも箱からランナーが出現する数が増えますね. それとランナーの出現率ですが、今回のアップデートで全体的にアップしています. 特に序盤はパーツが出やすくなっていますし、PGや未確認機体からも出現しやすくなっています. 他にもモジュールも出やすくなっているので、プレイすればするだけ、強いパーツやモジュールも手に入りやすくなっています. ミッションも30ミッション追加と、これまでの約1/2も一気に増えましたし、今回の追加要素に関しては、大型アップデートと言っても恥じないくらいのボリュームと調整量になっています. 今はプレイされていない方もぜひ改めてプレイしてもらえればいいなと思います. ――アップデートを行うと発表した時、追加機体の話題がユーザーからが多かったと思いますが、それ以外にどういった話題や要望がありましたか? 機体の数を増やしてほしいということ以外ですと、ミッションが一本道のものが多かったので、もう少し遊びを入れてもらいたいという点ですね. 後はランナーの出現率のことが多かったと思います. すべての要望に答えたとは言えませんが、なるべく多くの意見を聞いて、取り入れられるところは取り入れようと調整を重ねました. →ちょっと気の早い"今後"の話なども聞いてみた! (2ページ目へ). 電撃文庫とある魔術の禁書目録(インデックス)』で2004年4月にデビューした鎌池和馬先生. 2014年4月で作家生活10周年を迎えたことを記念したプロジェクト"鎌池和馬10周年! 10大展開"特設サイトが本日4月10日にオープンした. サイトには、鎌池先生から10周年を記念したコメントが掲載されている他、鎌池先生に縁のある作家・イラストレーター、アニメ関係者などからのメッセージコメントが掲載されている. また、10周年プロジェクトの一貫として、原作のイラストを担当したはいむらきよたか先生による画集第二弾が今夏発売予定なことが明らかにされている他、電撃文庫より鎌池先生の正統派新作シリーズが刊行予定であることも明かされている. この他にもさまざまなプロジェクトが今後公開されていくとのことなので、今後の展開に期待してほしい. ガチャフォース』イーカプコン限定再入荷が