米HP、2万7千人の削減発表 過去最大規模

三重県鈴木英敬知事と同県鈴鹿市の末松則子市長が18日、同市で開かれた「ご当地吉本新喜劇」の舞台に出演した. 2人はほかの出演者から「しゃべりすぎ」と突っ込まれ、来場者の笑いを誘った. 吉本興業グループが、地方活性化のプロジェクトとして昨年から始めたもので、2人は旅館「鈴鹿荘」の客で、三重県鈴鹿市をPRする旅をしているとの設定. 鈴木知事が「三重県には、良いものがたくさんあります. たとえば松阪牛とかね、赤福. あとは(歌手の)西野カナさん」と話すと、すかさず「(西野さんを)食べ物に入れるの、やめてもらえますか」と突っ込みが入った. また、2人が旅館のセットの玄関から出ずに退場して、座長の辻本茂雄さんから「ルール守らな」と言われる場面もあった. 出演後、鈴木知事は「次は、転ぶシーンもお願いします」と吉本側に要望していた. (井上翔太). 米コンピューター大手のヒューレット・パッカード(HP)は23日、今後2年程度の間に全従業員の8%にあたる約2万7千人を削減すると発表した. 同社では過去最大規模の削減になるという. 経費を減らし、競争力を高める狙い. 主に早期退職を募って従業員を減らす. 不採算事業を見直し、最大で年間35億ドル(約2800億円)の経費を減らす. この日発表した2012年2~4月期決算は、純利益が前年同期比31%減の15億9300万ドル(約1260億円)、売上高が同3%減の306億9300万ドル(約2兆4400億円)だった. 3四半期連続の減収減益だったため、人員削減に踏み切ることになった. (ニューヨーク=畑中徹). 13日のニューヨーク株式市場で、大企業で構成するダウ工業株平均は反落. 終値は、前週末より38.52ドル(0.29%)安い1万3169.43ドルで取引を終えた. 米国内では大きな経済指標発表もなく、方向感の乏しい展開が続いた. ダウ平均は1万3千ドルを超える高値圏にあるため、利益を確定するための売り注文が優勢だった. 一方、ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数は、前週末より1.66ポイント(0.05%)高い3022.52と、小幅ながら3営業日続けて上昇. 5月上旬以来、約3カ月半ぶりの高値水準で終えた. (ニューヨーク=畑中徹).