ヴィクトリア・ベッカム、産休の予定なし.

第4子を妊娠中のヴィクトリア・ベッカム は、産前産後もファッションの仕事から離れるつもりはないようだ. ヴィクトリアは「次のシーズンの準備でとても忙しく働いているわ. ワーキングマザーは大変よ. ガラスのボールをジャグリングしているみたい、と言えば分かってもらえるんじゃないかしら. 夫と子供たちがもちろんいつも最優先だけれど、私にとってプロとしての活動は、仕事というよりも情熱なの」と語った. ヴィクトリアのコレクションは、ミシェル・オバマ米大統領夫人、ジゼル・ブンチェンなどが着用している. 「女性を美しく見せ、美しいと実感してもらうことが私の情熱ね. 私にとって最高の賛辞は、私のコレクションを女性たちが喜んで着てくれることよ」と続けて語った. クチュールは、大げさなくらいに装飾的なファッションだと思われがちだが、今シーズンは、控えめで落ち着いたスタイルがトレンドのようだ. 最近の経済悪化による将来への不安を考慮すると、この流れは自然ともいえるが、とはいえ、 クリスチャン・ラクロワ は、彼が熟知している品格や美しさを失ってはいない. コレクションは以前よりもずっと着やすく、ジュエルをボタンにしたケープ、ファーでトリミングされたウエストコート、ゴールドやシルバーのカクテルドレス、黒やミッドナイトブルーのスパンコール付きのタイツが登場した. 黒とミッドナイトブルーは シャネル でも見られた. カール・ラガーフェルドは、シルエットや丈にこだわり、全体的に落ち着いたコレクションを発表した. ネイビーや赤、シルバーグレーのスーツにはツイードのブーティとブラックレースのタイツがコーディネイトされた. このほか、目を見はるような美しさの、ゴールド、パープル、ラズベリーのサークルモチーフのイヴニングウェア、ドレープを効かせた丈の異なるスカートなどを展開した. ジバンシィ では、肩パッドの入ったブレザー、シアーな素材のフード、スカーレット、コーラル、グラスグリーンのストラップレスドレス、ぐるぐる巻きにされた袖などが見られた.