ガマニアが1,000万円の寄付を日本赤十

宮城県名取市の主婦たちが、震災からの復興への願いを込めて七色の「虹色たわし」を作っている. 生活の再建につなげようと販売も始め、全国から注文が寄せられている. 名取市中心部近くの一室. 赤、青、オレンジなどのアクリル毛糸を編んだたわしが山積みになると、50~60代の主婦9人が袋に詰めていく. きっかけは、地域のNPO法人「地球のステージ」が開いた手芸教室. 週に1回、帽子や装飾品を作るなかで、昨秋、講師役の千葉真弓さん(59)が仲間に呼びかけた. 「虹色のたわしを作ってみない」 津波で自宅を失い、長男の家族宅に身を寄せる千葉さん. 震災前、地元の閖上小学校から見た虹と街の風景がお気に入りだった. 「あの街並みを取り戻したい」. 携帯電話に撮っていた虹の写真を見て、初心者でも簡単につくれる七色たわしを思いついた. ガマニアデジタルエンターテインメント東北地方太平洋沖地震の支援として、1,000万円の寄付を日本赤十字社を通じて行うことを決定した. また、日本を含むガマニアグループ各社社員から義援金を募り、各国の募金機関に寄付を行う予定だ. 来年のプロ野球オールスターゲーム(球宴)が、東日本大震災の復興支援事業の一環として7月に福島県で開催されることになった. 日本野球機構(NPB)が1日の理事会で決めた. 開催日や球場は、これから調整する. 福島県での球宴開催は初めてとなる. NPBは昨夏から球宴のうち1試合を被災地で開催しており、昨年はクリネックススタジアム宮城(仙台市)で行った. 今年は7月23日に岩手県営野球場(盛岡市)での開催が決まっている. 加藤良三コミッショナーは「球宴開催について関係各所に快諾をいただき、心より感謝したい. スター選手と実際にふれあったりプレーを見たりして、少しでも喜んでもらえることを願っている」とコメントした.