WHITE ALBUM』がいよいよ今月発

アクアプラスは、6月24日に発売するPS3AVGWHITE ALBUM 綴られる冬の想い出』の新情報を公開した. 本作は、1998年に発売されて大ヒットしたPC用ゲーム『WHITE ALBUM』のPS3移植作品. 平凡な大学生活を送る主人公・藤井冬弥と、彼の恋人である人気歌手・森川由綺をめぐる、切ないラブストーリーが描かれる. アイドルという設定のヒロイン・森川由綺と緒方理奈の2人は、TVアニメ版『WHITE ALBUM』と同様に歌唱力抜群の平野綾さんと水樹奈々さんが声をあてている. 発売を今月末に控え、初回限定版の同梱物や店舗特典の内容、さらに新画面が公開された. なお登場キャラクターの詳細やシステムについては、 こちらの記事 を参照してほしい. 初回限定版&予約キャンペーンの特典 通常版と同日発売される初回限定版には、ソフトに加えてイラストレーションブックとオリジナルサウンドトラックが同梱されている. イラストレーションブックでは、キャラクターデザインや原画を担当したカワタヒサシさんによるビジュアルを、サントラでは新曲やオープニング曲を含む24曲を堪能できる. こちらが初回限定版の同梱物. イラストレーションブックでは、未公開イラストや初期デザインのラフ原画を見ることができる. また、先日まで行っていた予約キャンペーンのスティックポスターセットのグラフィックが公開された. 募集は締め切っているので、予約した人は楽しみにしておこう 予約キャンペーン期間中に本作を予約した人には、ソフト受け取り時に『WHITE ALBUM』スティックポスターセットが渡される. 店舗特典 店舗別オリジナル特典が公開された. まだ予約していない人は、こちらを参考に予約店舗を決めてみては? アニメイト(テレカ) Amazon.co.jp(スティックポスター) あみあみ(テレカ) いまじん マジカルパック販売分(図書カード) ap store(テレカ) ワンダーグー(B2タペストリー) ゲーマーズ(テレカ) ソフマップ(テレカ) メッセサンオー(テレカ) メディオ! オンラインショップ(テレカ) →次のページで新たに公開されたビジュアルを公開.

ここ1カ月で2度ほど中国へお邪魔し、将来のビジネス設計に関して考えました. また、今月は何度か中国人のかた、ならびに欧米各社のかたにご来社頂きまして、中国におけるコンテンツビジネス、及びアプリ制作・販売・著作権管理に関して、交渉の場を持ちました. 遅いと言われれば遅い弊社の動きではございますが、ギョーカイでは大先輩である やまもといちろう先生のブログ にて、中国市場におけるその辺のビジネスに関して、大変有難い金言を発見いたしましたので全文掲載(失礼致します)し、拡散しようと思います. 弊社・イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社は、投資先と合弁で行っていた大連の開発拠点事務所を閉鎖し、社員および他拠点ごと合弁先に全株譲渡し、中国での開発から撤退しました. 残るラインは、国内で吸収するか、ベトナム・ダナンかハノイかに事業協力先とご一緒し新設する会社に移行させようか悩んでおります. いま、ソーシャルゲームを含むデジタルコンテンツの開発などで中国に進出する会社が増えていて、成功例も徐々に出てきているのですが、提携や合弁会社を設置した当初は凄く良好だった関係も、なぜかビジネスがうまくいったり、特定の中国人の才能やセンスに依存したモノづくりになった瞬間に、どうしても関係がギクシャクしてしまうことが多いように感じます. 中国でのアプリ販売は確かに伸びておりまして、信頼できる良い提携先が見つけられるのであれば、中国独資か合弁会社を設立するかに関わらず、 全面的に投げ捨てる感じでお付き合いしていく他ありません. また、中国人コーダーやデザイナーをラインに組み込んで、安価にデジタルコンテンツを制作したいということであれば、当初であれば中国人だけのチームでも充分な品質で制作が可能になってきました. オンラインゲームの世界では、日本で国産のオンゲを作る必要がほぼなくなりつつあります. 工期の短い、クオリティ重視で日本人にまずしっかり売りたいコンテンツの設計、制作をする場合は、日本国内でラインを組むのが合理的だと思いますが、MMOライクなブラウザゲームを制作するようなケースでは、もはや中国の会社を抜きにコストダウンを図ることは無理な状況になってます. また、携帯電話向けデジタルコンテンツにおいても、制作も販売も、そこそこの規模で充分な利益を挙げようと思ったら中国のラインにどうしても頼らなければならなくなりました. 一言で言うなら、長打を狙わないで手堅くアプリを売っていくのであれば、 中国市場の中だけで回ってしまうぐらい、充分な販売ボリュームと制作能力を持つようになりました. 一方で、2つの弊害があります. 技術やノウハウの流出と、制作費の高騰です. 前者は、ぶっちゃけうまくいけばいくほど、日本人が外されるようになります. 理由は、日本人高いから. ある程度、中国人のラインで回るようになっちゃうと、中国人のプロマネが日本人を外す工程を出してくるんですよね. 例外なく. もちろん、理由は明確で、「私の管理しているプロジェクトで利益を出そうとすると日本人の人件費は賄えません」ということで、そういわれると「そうか」となってしまう. で、そのプロマネはゲーム開発の2サイクル、3サイクルも経験して、独り立ちできるかなといったところで辞めてしまう. これはもう見事に辞めていきます. UGG 2013 新作 もう、人材の流出と、それに伴う技術やノウハウの流出は宿命と思っていいと思いますが、この点は後述. 辞めてしまうのを指くわえて見ているだけ、というわけにもいきませんので、防衛策としてもっとも手っ取り早いのは日本に連れて来てしまうか、給料を上げ昇進させるかといったところですが、どうであれ、制作コストの上昇に繋がります. 3年前は4万円の月給でニコニコ働いて徹夜も厭わなかった中国人が、いまでは3倍の12万、それでも15万だ20万だと引抜がかかるので、もうこれは致し方ありません. 結果として、日本の地方都市で頑張っている制作会社と連携したほうが、クオリティは安定するわノウハウは保てるわ量産効果はきっちり出るわで、国内向け海外向け問わず 制作は日本に集約したほうが安いし品質が高いんじゃないの という議論になりつつあります. もちろん、弊社でも対応をどうしようか悩むところではありますが. したがって、中国市場で重要な部分のR&Dやコンポーネントの制作は行わず、汎用的でコモディティ化されている部分、例えばUnity振り回すとか量産が必要なモデリングの部分だけ作らせるとか、そういう 限定された量産工程だけ中国企業にお任せする という形にならざるを得ないのかなと. もしくは、某社の下請けのように、某社が社内で作ってるクソのようなフレームワークを使えと強制された場合に、ある種の死に兵的に中国企業へ委託するという形ぐらいまででしょうか. また、独り立ちしてしまう中国人幹部対策として、 移籍されるぐらいなら独立させて、その会社に出資させてもらって仕事を回す、 という荒技が役に立ちます. もう、ノウハウ流出は、してしまったものは仕方がないので. 結果として、中で抱えて人件費が高騰するのを抑えられ、むしろ安くなったりとか、ただ、自社で頑張って企画してた内容が丸ごと流用されてガワだけ変わって別の会社からリリースされるとか日常茶飯事になりまして、もうどうしようもないよなあと思うところで. 日本人側の反省としては、やっぱりダイナミズムが乏しいというか、決断が遅いので、どうしても商談がまとまらず、 大口の話はどんどんアメリカやドイツの会社に取られてしまう という現実があります. というか、 ホテルのロビーでカバンに現金持ち込んで版権交渉してくる中国人 とかマジヤバイ. 比較的判断の速い私でさえ慎重に見え、日本人の中ではドライに思われる私が中国人から見ると人情味のある日本人に見えてしまうというこの現実. とはいえども、ゲーム業界に限らず中国はひとつの産業に関わる人が多すぎて、商売のグロスが大きくてもシェア先が幾つもぶら下がる形になりますので、何のコネもなく参入しても食い物にされて終わります. 日本の出版社とかだと、appleに30%取られてけしからんとか、Amazonが55%取るとは何事だと言ってますが、中国だとコンテンツ提供側がローカライズ含めて 取れるレートが20%台とかザラ です. モノを売るのに、80%取られる. でも回収を面倒見てくれて、次々とモノを捌いてもらうには我慢しつつ、信頼関係を築いてもっと良いレートの版権開発をしていく、という立て付けに. 目下の悩みは、もう下請けで潜水艦のようにやっているだけでは、仕事がスケールしないし、個別対応の嵐になって、疲弊してしまうのが眼に見えている、というところです. 人件費12分の1の人たちと真正面からの競争などできない. 今抱えている業務のどこに利益の源泉があり、どこに一番カネのかかる、信用の置ける日本人を配置し、どこを失ってもいいと考え、ダメージコントロールを図っていくか、 というところでしょうか. このバブルが続いている間に、何らかの着地をして、一定の地位を確保しておきたいと考える日々です. ※ やまもといちろうブログ より抜粋 これは「今まさに走ってるかた」の良識ある意見展開でありますね. (そしてやまもと先生の会社は、それでも中国事業勇退という事実. ) 中国のかたや欧米のかたと話しても、「ひと」としては同じというか、やっぱりラー油は辛く、美しい女性は好きで、故郷を愛する気持ちに、我々日本人となんら変わりはありません. ただ、「商習慣」という意味では、非常に大きなかい離があるのだろうなあ、ということは、食事中の会話の端々にも感じることができます. シカシもうこれは致し方ないことで. むしろEnjoyしないといかんレベルのハナシであり. お互いの歴史や文化や考え方、商習慣を理解し「許し合った」上で、お互いに末永く「利用し合える関係」とでもいうべきものを、それこそ「交渉の場に現金を持ち込んででも」早い段階で構築すべきであるということ、そして、それを維持拡大するための努力をし続けるべきであるということ、それらを、これから弊社も学んでゆく所存でございます. 結果が出るのは1年先か、5年先か、10年先か. 一過性の「フーゾク2万円也. ハイありがとう気持ち良かった! 」でもありつつ、しかしそれだけではない関係を、構築してゆくことの、その道の遠きことを、理解し取り組んでゆく必要がありそうです. いつになくマジメなエントリーになってしまった. 今日はまだ火曜日! 今週もがんばらないとだ. asahi.com(朝日新聞社): 世論 - dimemasraiの日記