asahi.com(朝日新聞社): 箱根

政府は、銀行などで10年以上お金の出し入れがない「休眠口座」の預金を、東日本大震災の被災地企業の支援策などに使う検討に入った. 休眠預金は毎年800億~900億円発生しており、その一部を有効活用するのがねらい. だが、銀行業界は「もともとは顧客のお金. 国が使うのはおかしい」と反発している. 金融機関は、最後にお金を出し入れした日や、定期預金の最後の満期日から10年以上放置された預金のうち、預金者と連絡が取れないものなどを「休眠口座」に分類している. 金額は公表していないが、政府の内部資料によると、2007~09年度には毎年、銀行は730億~770億円、信用金庫・信用組合労働金庫は計100億円強の休眠預金が発生している. 農協やゆうちょ銀行も含めると、さらに増える. 第88回東京箱根間往復大学駅伝大会第1日は2日、東京・大手町から神奈川・芦ノ湖までの往路5区間108.0キロに20チームが参加して行われ、東洋大が4年連続4度目の往路優勝を果たした. 5時間24分45秒は、従来の記録を5分以上も短縮する往路新. 山登りの5区で柏原竜二(東洋大)は1時間16分39秒の区間新記録をマークし、この区間で4年連続の区間賞となった. 2位は昨年の総合優勝の早大で、1位と5分7秒差. 3位は明大で、昨秋の全日本大学駅伝を制した駒大は4位と出遅れた. 東洋大は2区でトップに立つと、3区途中で追いすがる早大を振り切った. さらに4、5区で区間賞を奪い、後続との差を大きく広げた. 最終日の3日は、芦ノ湖から大手町までの復路5区間109.9キロを走り、総合優勝が決まる.