ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワ

扉の先に待つものは... 『 ドラゴンクエストモンスターズ 』は、『 ドラゴンクエスト 』シリーズのモンスターを仲間にして育成しながら冒険が楽しめるRPG. そのシリーズ1作目が、1998年にゲームボーイで発売された『 ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド 』だ. 『 DQM テリーのワンダーランド3D 』はその作品に数々の新要素を盛り込み、ニンテンドー3DS版として復活させたものとなっている. ちなみに、ご存知の方も多いと思うが、テリーは『 ドラゴンクエストVI 幻の大地 』に登場した人気キャラクターである. 今回出展された試遊版では、主人公のテリーがタイジュの国王に呼ばれるシーンが始まり、「かわいがっているホイミンが牧場から逃げてしまったので、見つけてきてほしい」とお願いされる. すると、円状の庭園のような"旅の扉の間"に移動. いくつもの石碑が建てられており、それぞれが扉となっているようだったが、赤い光を放つ"たいけんばんの扉"以外は選べなかった. ちなみに、"旅の扉の間"で確認できた扉は、全部で8種類. そのほかに、固く閉ざされた扉もあった. ・たいけんばんの扉 ・まちびとの扉 ・まもりの扉 ・おもいでの扉 ・とまどいの扉 ・やすらぎの扉 ・ゆうきの扉 ・いかりの扉 『DQM テリーのワンダーランド3D』の試遊コーナーにはかなりの数の試遊台が設置されていたが、つねに30分待ち以上の行列が絶えないという盛況ぶりだった. 広大なフィールド フィールド内のどこかにある井戸を見つけて潜ると、1フロア深いフィールドへと進むことができ、最下層でボスと戦う... というのがゲームの大まかな流れになる. "たいけんばんの扉"に入ると、草原のようなフィールドに移動. そしてすぐ目の前に、いきなりモンスターの姿が! どうやら、『 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル 』(以下、『 DQM-J2P 』)と同じようにモンスターが徘徊しており、それに接触するとバトルに突入するシステムのようだ. 主人公に気づいたモンスターが追いかけてきたり、背後からモンスターに接触すると先制攻撃できたりと、『 DQM-J2P 』のシステムは継承されている様子だった. フィールド移動中は下画面に『 DQMJ-2P 』などで採用されていたマップが表示されており、画面をタッチすればマップをスクロールすることが可能. なお、フィールド内には宝箱がいくつか点在し、開けるとさまざまなアイテムを入手できる. やくそうや武器のほか、"魔物のエサ"というアイテムも確認. 敵のモンスターを仲間にするための"スカウトアタック"を行う際に使うと、成功率がアップするアイテムだ. いちばん驚いたのは、テリーの移動速度がかなり速いこと. おかげで広大なフィールドを軽やかに駆け抜けられた. ちなみに、今回の試遊版で確認できた敵モンスターは、以下の10種類. 試遊は1回につき約10分間という限られた時間だったため、ほかにもいたかもしれない. もちろん、敵モンスターに"スカウトアタック"を仕掛けて成功すれば、仲間モンスターすることができた. ・スライム ・ドラキー ・ズッキーニャ ・アントベア ・くしざしツインズ ・ももんじゃ ・いたずらもぐら ・アルゴリザード ・スライムツリーホイミスライム 最下層のフロアにたどりつくとイベントが発生し、王様が捜していたホイミスライムホイミンが登場. そのままバトルに突入した. ホイミスライムを倒すと、主人公の相棒である"わたぼう"が現れ、王様のもとへと帰還させてくれる. 今回の体験版で遊べたのはここまで. プレイ中にいくつか気になったことがあったので以下にまとめてみた. AI戦の可能性を広げるコマンドが登場! フィールドでメニューを開くと、装備変更、アイテム使用、作戦変更、スキルの振り分けが選択できた. 選択できた作戦コマンドは、以下の5種類. ・ガンガンいこうぜ ・せんりょくうばえ ・サポートたのむぞ ・いのちだいじに ・特技つかうな 体験版で最初から組まれていたパーティモンスターは、スライム、はねスライム、キリキリバッタの3体. このモンスター3体は、それぞれ以下のスキルを覚えており、スキルポイントを割り振って特技を覚えさせることができた. ・スライム... スラフォース ・はねスライム... どくが ・キリキリバッタ... エコロジー このほかに、"戦闘中にAIが使う特技を設定"という新コマンドもあり、モンスターが覚えている特技ごとに"使う"、"使わない"を選べるようになっていた. つまり、AI戦闘でも狙った特技だけを使わせることができるようになっているということだろう. バトル中のコマンドについて バトルの基本コマンドは、『 DQM-J2P 』と同じだったが、本作のパーティは最大4体のモンスターで編成できる. また、"スカウトアタック"を行って成功すれば、敵のモンスターを仲間にできる点も『 DQM-J2P 』と同様. いろいろなボディ特性がある! スライムに"ぷちボディ"という新たな特性がついているのを確認. はねスライムには"スタンダードボディ"という特性がついていたので、おそらくはモンスターのサイズによって変化する特性だと思われる. 『 DQM-J2P 』のときに存在した特性"ギガキラー"、"スタンダードキラー"と同じく、今回は"ぷちキラー"もあるかも!? また、キリキリバッタには"れんぞく"の特性がついていて、1回の攻撃で6連続攻撃をくり出してくれたぞ. モンスター ヘッドホン ケーブル "テンションバーン"システムも健在!? 敵のアントベアに攻撃を当てた際、たまに"ビーストバーン"が発動し、アントベアのテンションが上がることがあった. この"○○バーン"のシステムも、『 DQM-J2P 』から継承されているようだった. もう発売は遠くないのでは... と思わせてくれる完成度! プレイ時間はごくわずかだったが、それでも随所から"シリーズのいいところ"をふんだんに取り入れた作品だと感じられ、進化の片鱗を味わえた. グラフィックの美しさも"さすがニンテンドー3DS"と唸るほどで、期待感は増すばかり. 製品版ではさらにパワーアップして、プレイヤーに最高の感動を与えてくれるだろう. シリーズのいちファンとして、発売される日を首を長くして待ちたいと思う. シャープが中国のパソコン最大手レノボ・グループとの中国・南京市のテレビ工場の売却交渉を打ち切っていたことがわかった. アジア市場などで液晶テレビの販売が上向いてきたため、売却の交渉自体も当面は見送り、事業に専念する. シャープは経営再建のため、中国・南京市とマレーシア、メキシコの3カ所のテレビ工場を台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に売却する方針で交渉を進めていた. 鴻海との交渉が頓挫した後は、南京工場はレノボ、マレーシア工場は台湾の電子機器受託生産(EMS)大手のウィストロンと売却交渉を進めていたが、それぞれ交渉を打ち切った. 条件が合わずに長引いていたが、その間、アジアや米国市場でテレビ販売が上向いてきたため、方針を変更したという. 高橋興三社長は10月の決算会見で、「現在は、メキシコ工場を手放すかたちで動いていない」と話し、メキシコ工場も当面の間、維持する方針を示している. 一方で、稼働率が低迷している欧州市場向けのポーランド工場は、引き続き売却交渉を続けていく.