年金一元化「3階部分」切り離し 岡田氏「

岡田克也副総理は10日、日本記者クラブで会見し、民間サラリーマンと公務員の年金を統合する被用者年金の一元化法案について「まず1、2階部分(基礎年金と報酬比例年金)を一本にする法案を出し、3階部分(職域加算)はもうちょっと時間をかけて検討する」と述べた. 公務員の年金に上乗せされる「職域加算」について、今回は見直さない方針を示したものだ. 岡田氏は、全額を税金でまかなう職域加算について「存続させるかこれから議論しないといけない」としつつ、「1年もかけて議論するわけにはいかない」とも語った. 一方、消費増税法案の成立に協力するかわりに解散を担保する「話し合い解散」については、「非常に難しいことだ. 国民感情から見たら談合と映る」と指摘. 「それで選挙をしても自民党にも民主党にもいい結果にならない」との認識を示した.