やれ~ピッコロ! 原作の雰囲気満載の『ド

本日2月18日より、千葉・幕張メッセにおいて開催されている"AOU2011 アミューズメント・エキスポ". そのバンダイナムコゲームスブースに出展されていた新作ACT『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』をプレイしたので、その模様をお届けする. 12月に行われたロケテバージョンに、キャラクターを追加している『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』. 期待のタイトルということで、コーナーは大勢の人でにぎわっていた. 『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』は、4キャラクターが対戦して上位2名が勝ち残る、対戦アクション型のバトルロイヤルゲーム. ネットワークを通じて、全国のプレイヤーと対戦することが可能だ. これまでのACTでメインとなっていた"倒すこと"に加えて、敵を利用したり、離れてスキをうかがうなどの"生き残る"ことがポイントとなっている. 操作可能なキャラは、孫悟空クリリンベジータフリーザ、ピッコロ、人造人間16号人造人間18号、セル、トランクス、そしてナッパ. 会場では2プレイ可能で、まず最初にCPUと対戦して操作方法を覚えた上で、4人によるバトルロイヤルを行うという流れだ. まず最初に感じたのは、『ドラゴンボール』らしさや雰囲気をかなり再現していること. おなじみの"かめはめ波"や"魔貫光殺砲"、そして"ギャリック砲"などの必殺技を放てば、原作のようなポーズをとる. ボイス付きなので、テンションは一気にアップ. BGMも耳になじんだ曲なので、戦いが始まった瞬間から「『ドラゴンボール』といえば、この音楽だよな~」とニヤケてしまったほどだ. 他にも、相手との距離を"ホーミングダッシュ"でシュピーンと詰めたり、攻撃によってフィールドが派手に崩れ落ちたりするので、使い古された表現だが"原作さながら"のバトルを楽しめる. グラフィックも原作らしさを出しつつ3D表現を追求しているので、演出シーンでは見入ってしまった. 地上だけでなく空中、さらに水中がフィールドになる. フィールドのオブジェクトに隠れることもできるが、攻撃や必殺技で壊れてしまうので過信は禁物だ. 対戦アクションゲームと聞くと、「操作が複雑なのでは? 」と感じる人もいるかもしれないが、そこまで複雑な操作は要求されないのも本作のポイント. ボタンは5つあり、気弾、打撃、ジャンプ、ターゲット切り替え、ガードとなっている. 打撃は、連打するだけでコンボがガンガンつながる. もちろん、相手がガードすれば防がれてしまうものの、近距離から気弾や必殺技を出したり、投げたりする選択肢もある. 必殺技は、気弾+打撃+ジャンプで発動するのだが、さらにレバー入力を加えることで技が変化する. たとえばクリリンであれば、必殺技で"かめはめ波"が発動するが、レバーを奥に入力しながら必殺技を入力するとガード不能な"気円斬"に、前に入力しながらだと目くらまし効果のある"太陽拳"になるという具合だ. 健康靴 この必殺技が、各キャラの個性をかなり反映していた. 剣でガード不能な攻撃をするトランクス、通ったキャラにしがみついて自爆するサイバイマンを植えるナッパ、一定時間後に自爆する人造人間16号など、原作を思い出させる技ばかり. 必殺技の中には長押しすることでタメられるものもあるのだが、そのタメる行為も原作らしく、ニヤニヤしてしまった. ターゲットしているキャラに向って線が表示されるので、どのキャラをロックしているのか、ロックされているのかは、ひと目で把握可能. 複数キャラからロックされている場合は、おとなしく回避した方がいいかもしれない. 近距離でのバトル時に活用したいのが"投げ"だ. 敵が近くにいる状態で、正面から打撃+ガードを入力した場合、つかんだキャラを他の敵に放り投げる"投げ飛ばし"を行える. 敵同士の距離が近くなるので、自分からターゲットをそらせそうだと感じた. そして後ろから入力した場合は、相手をつかんで拘束する"羽交い絞め"に変化する. この"羽交い絞め"は、原作でラディッツ相手に悟空が使ったもの. ゲームということで、自分には攻撃が当たらなくなっているが、敵を無防備にできる点は同じ. バトルロイヤルというシステム上、トップのプレイヤーは狙われやすいのだが、これを使えば敵の攻撃を防げるため、かなり有効だ. さらにおもしろかったのは、そのシチュエーション. ゲーム中では、原作では戦っていないような組み合わせのバトルが行われることも、当然ある. クリリンが、後に結婚する人造人間18号を"羽交い絞め"にして、そこにセルが攻撃を加えているシーンは、プレイしながら「なんでだよ! 」と、思わず笑いながら突っ込んでしまった. グラフィックが原作らしいために起こる、不思議な感覚も魅力の1つ. なおスタート地点はプレイ開始時に選択できるので、有利な場所から始めることも可能だ. バッグ 人気 レバー入力とボタン操作で、爽快な『ドラゴンボール』バトルを、簡単に体験できる本作. 4キャラ入り乱れてのバトルなので、カオスな戦いになることもあるが、それもひっくるめてかなり楽しめた. レベルマッチング機能を搭載することで、自分にあった相手と対戦できる点もありがたい仕様だ. なお、ロケテストが3月5日、6日、12日、13日に行われるので、興味を持った人は足を運んでみては? 会場でプレイすると、ロケテストで使えるカードをもらえる. プレイする人は、基本操作を覚えていくと、よりスムーズに楽しめるだろう.