電撃PlayStation】PS3『FI

エレクトロニック・アーツ(EA)から3月22日に発売されるPS3ソフト『FIFA ストリート』、3月15日に発売されるPS Vitaソフト『FIFA ワールドクラスサッカー』. 今回は、その2タイトルをひと足先にプレイ! そして、プロデューサーの牧田和也氏に直撃インタビューをしてきました! 『FIFA ストリート』はリアルなストリートサッカーを楽しめる. 動きのなめらかさや選手の表情は『FIFA12』と近いものだが、操作感覚は大きく異なる. 適当に操作していてもカッコイイプレイがバンバンできちゃいます! PS Vitaの『FIFA ワールドクラスサッカー』は、携帯ゲーム機ながらPS3の『FIFA12』をほぼ完璧に遊べるレベルに仕上がっています. タッチ操作でもプレイできるようになっており、今までにない新感覚の操作で『FIFA』が遊べるのが魅力的!! 『FIFA』シリーズのプロデューサーの牧田和也氏. 今回、初めて『FIFA ストリート』シリーズの開発も行った. 『FIFA ストリート』は『FIFA12』とどこが違う!? ――『FIFA ストリート』シリーズはこれまでに3タイトル発売されてきました. 今回、本作を開発することになった経緯を教えてください. 牧田和也氏(以下、敬省略): 『FIFA』シリーズのゲームエンジンを積み重ね、新しいテクノロジーが生み出されるたび、何か新しいことができないかということを考えていました. 本格的なストリートサッカーを作りたいという思いがあったので、今回『FIFA』の開発チームで初めて『FIFA ストリート』を作ることに踏み切りました. ――『FIFA ストリート』を開発するうえで難しかった部分は? 牧田: 『FIFA』はこれまでのシリーズ作をもとに、新作を1年間かけてじっくり作り上げていきます. 『FIFA ストリート』も『FIFA12』のゲームエンジンを使用していますが、これは『FIFA ストリート』用のエンジンではありません. そのなかでストリートサッカー向けに調整しながら作り上げていくのに試行錯誤しました. ――一般的なサッカーとストリートサッカーで大きく異なるところはなんでしょうか? 牧田: クールでテクニカルな1対1のプレイが多いところでしょう! 普通のサッカーは11対11で得点を入れることが目的ですよね. でも、ストリートサッカーでは、得点を決めることよりも自分のスタイルを魅せることが1つのカルチャーになっているんです. そのため、ゲーム中ではどういったスキルムーブで相手を抜くか、そしてそれをほかの人がマネしてくれたらカッコイイ! と感じられるゲームを作るという点に力をそそぎました. ――確かに『FIFA12』よりもレスポンスが早くスピーディーさを感じました. 牧田: 『FIFA12』のいいところはすべて生かしつつ、1対1の攻防がより重要になるように調整をしました. そのため『FIFA12』よりもテクニカルでクールなプレイが多くなっていると思います. ――実際にプレイしてみたら、勝敗よりもどうやって魅せるプレイをするかを考えて遊んでいました. 牧田: そうなんです. とにかくカッコいいことをしたいと思っちゃいますよね. 本作にはエンターテイメントポイント(魅せるプレイをすると加算されるポイント)があって、そのポイントで勝敗を決めることもできます. そのほかにも得点以外に勝敗を決するモードをたくさん用意しました. ――『FIFA』よりもスキルムーブが簡単に出せて、動きも非常に速く感じました. 牧田: 『FIFA』よりも1対1の攻防を楽しめるのが本作の1番の特徴です. 相手の股を抜いたり、ボールを浮かせるなどして相手を抜くことが楽しい、そういった各国の特色を生かしたストリートサッカーを楽しめるようになっています. スキルムーブはまだ調整の段階ですが、より相手との駆け引きを楽しめるようにしたいですね. ――アナログスティックの操作だけでスキルムーブが出せたことに感激です. 駆け引きを楽しむ部分を追及するとレスポンスが非常に重要になってきます. そのため、アナログスティックの操作だけで出せる簡単なスキルムーブを増やしました. ほかにも選手のモーションが大幅に追加されているので、そこにも注目してほしいです. ――トラップやリフティングからの空中でのトリックプレイも豊富でした. 牧田: あれは空中スキルです. 背中にボールを乗せるなど、トリッキーなプレイができます. そこからのアクションも多彩で、どの方向にボールを出すかもプレイヤーの操作しだいです. スキルムーブと空中スキルを使いこなせば、2対2とか1対1の状況で相手を抜くときに役立ちます. ぜひともいろいろ試して、使えるスキルを学んでほしいですね.